頑張る父に姉妹からサプライズプレゼント

2014年の父の日のことです。約1年の祖母の介護をしてきた父。祖母が亡くなり、感情的にも落ち着いてきた頃に父の日がやってきました。

農家である実家は、田植えも終えこれから更に田んぼを見ていかなければならなくなる時期に入っていました。

父の日も、父は田んぼに入り、朝から草取りを行っていました。お昼ご飯にはいつも戻ってきていましたので、その時に父にサプライズをしようと、姉と考えました。

姉は、革靴を履いて仕事をする父ではないので、なかなか革靴の変えをしてこなかったという父に、新しい革靴を。

私は遠くはないけれど、田んぼや畑まで車で行く父に少しでも健康でいてほしいというきもちをこめ、自転車をプレゼントすることにしました。

父が帰ってくるまえに、玄関に赤いリボンを自転車のカゴにつけて、そのカゴの中には姉からの革靴。

そして、父様。今日は父の日です。この自転車で田んぼにいくように!というメッセージと、父様。足がくさいので、この新しい革靴を履くように!という、姉と私からのメッセージを付けセットしました!

私と姉はご飯を作るフリをしながら、台所の窓から父の様子を伺っていました。あまり、ありがとうと言わない父が照れながら、娘たち!ありがとう!と照れ隠しでおちゃらけて戻ってきました。

その言葉にどれだけ、喜んでもらえたかわからなかったですが、ご飯を食べ終えた後父は、リボンを付けたまま自転車で、地区を1周していました。その姿にほっこりし、こんなお茶目な父の姿を見て、口喧嘩は多いですが自慢できる父だなと思いました。

歳も歳なので、だんだん体も昔よりいうことがきかなくなってきていますので、今年の父の日は体を労れるようなもとのにしようと思います。