オルゴールと歌った思い出

私の雛人形の思い出は、さかのぼること30年前の7歳の時になります。
当時まだ雛人形を持ってなかった私に、叔父が立派な8段飾りの雛人形を買ってくれました。

8段飾りを間近で見るのも初めてで、小さいながらもその人形達の顔のきれいさに見とれてしまいました。

箱には一つ一つ丁寧に包まれた人形が入っていて、それを毎年母と一緒に出すのが恒例で飾り終えると必ず雛人形の前で写真をとり、オルゴールをならして歌を歌う私。
それから兄2人を呼んでみんなでひなあられを食べました。

そしてその写真を写真たてにいれて、次の年の雛人形をかざるときに見ては、大きくなってねと母がいうのでした。

今思うとそうやって母と毎年一緒に雛人形を出すことや、兄弟三人であられを食べたことが本当にいい思い出になっています。
私も娘を授かることができて、今は娘の雛人形と一緒に私の雛人形も飾りたいなと思っています。