琵琶湖で過ごした楽しい夏の思い出

私の子供のころの夏休みの楽しかった思い出の一つは、うみへ泳ぎに行くことでした。うみと言っても琵琶湖。滋賀県で生まれ育った私には、うみと言えば琵琶湖のことでした。

お盆になると父方の親戚が一堂に会し、琵琶湖に行ったものでした。焼肉の道具や、クーラーボックスにキンキンに冷えた飲み物を入れて持って近くの浜に行くと、大きな敷物をひき、農業用シートを湖岸の松の木に括り付けて屋根にして、一日中泳いだものでした。

いとこ同士が久しぶりに会って、泳いだり、潜ったり、底に隠れているシジミを足でつかんでみたり。疲れたら浜に上がってすいかを食べて、砂浜に大きな穴を掘って水をためて「温泉」と言って入ってみたり。

私が好きだったのは、貝殻や、ガラスの破片が波に洗われて丸くなったのを拾い集めることでした。キラキラ光ってとてもきれいだったのです。

たまに急に夕立になって大雨が降り、みんなで屋根の下に入ると、農業用シートのところどころにみるみる水がたまってくるので、そこを下から押し上げては水が勢い良く落ちてくるのも、とても楽しかったのです。

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