夏休みの思い出は毎年行っていた海水旅行です。父親が海が好きだったので海水浴は毎年の夏の恒例でした。
しかしながら海の水が怖かった私はとにかく海に入ると泣いていました。「奥まで行かないで?、大波がくる?、手を離さないで?」ととにかく泣きじゃくり周りの人たちをびっくりさせていました。
しかし海は好きだったのです。海辺の近くの生き物たち、とりわけカニが出てきたときは嬉しくなってついて回りました。砂浜でお城やお家を作るのも楽しかったです。印象に残っているのは浜辺で迷子になったことです。
砂浜で高い山を作り、穴を掘って水を入れる遊びをやっていたのですが、水を汲みに海まで行くとなぜかほとんど離れていないのに自分のいた場所が方向感覚がなかったのでしょう、全くわからなくなってしまい、別の方向へと歩いて行ってしまいました。
当然父も母も兄もいないので泣きじゃくり、近くの若いカップルに拾われ両親を探してもらえましたが泣いていた場所から砂遊びしていた場所はほとんど離れていなかったということだったので今思うとそうとうはずかしいです。