入居の際には写真撮影、敷金トラブル回避を

今から7年前に、一人暮らしをしていた東京都内のアパートを引き払って、神奈川県内の実家へ戻りました。

実家へ戻るので、家電やベッドなどの家具類は、もう古くなっていたこともあって、ほとんど粗大ごみに出しました。

実家とアパートを往復しつつ、運べるものは、少しずつ親族の車に乗せて、運びました。

書物やCD類、洋服などは、日通を利用しました。見積もりに来てもらいましたが、送料は、一万円もかからなかったと記憶しています。

ちょうど、隣の部屋に引っ越してきたばかりの女性が挨拶に来て、「私も実家へ帰るので、この部屋には新しい人が入るようです」と答えた所、何か不要の物があったら、譲ってほしいとのことでした。

部屋を見てもらった所、ガステーブルとオーディオのミニコンポがぜひ欲しいとのことでしたので、譲りました。

最も大変だったのは、趣味で弾いていたエレクトーンの輸送です。

レッスンの先生に相談した所、「ピアノ運送」という会社を紹介してくれましたので、さっそく予約をし、実家へ運んでもらいました。

ピアノやエレクトーン等は、絶対にプロの業者に頼むことをお勧めします。

引っ越しを控えていらっしゃる方が最も気になるのは、敷金が戻ってくるかどうかということだと思います。

そのアパートには、2年の更新を3回しましたので、計6年間住んでいました。

壁やカーペットは、生活する上で、多少は汚れてくるのは仕方ないと思いますが、引っ越し後、大家さんから「敷金を全部使っても、部屋のクリーニング代には足りないし、実際にはこっちが足が出るくらいです。なので、お返しできません」と言われてしまいました。

そういうことにならないよう、母にも同行してもらい、今までお世話になったお礼として、菓子折りを用意して挨拶に行きましたが、結局、敷金の返還のためには、何の役にもたちませんでした。

契約書には、退去にあたって「原状復帰」の項目があると思いますので、よく読んでおくことをお勧めいたします。

特に、水回りや壁、カーペットは、クリーニングについて、後々問題になりやすいポイントですので、入居する際に写真を撮っておくなどして、原状復帰と言われて、不当に敷金を使われそうな際は、証拠として残しておくのがいいようです。

小さなアパートでしたし、町内会にも入っておりませんでしたが、引っ越しすることは、両隣の住人には告げておきました。

ガス・水道はもちろんですが、新聞も、引っ越し日の少し前に止めておくのがよいと思います。NHKの住所変更もお忘れなく。

気持ちよく引っ越して、新しい生活を始められるよう、頑張ってください。