サプライズ企画が父の電話で台無しに

私が高校生の時の母の日の体験談です。私は5人兄弟で、個人で母の日のプレゼントを贈ることもあれば、兄弟みんなで協力して贈る時もありました。

今回は兄弟で協力した時についてです。一番下は小学生で一番上は短大生と年齢差のある兄弟ですが、みんなで集まって何プレゼントするか話し合い、この時は帽子をプレゼントすることにしました。

それぞれ部活等で一緒に買い物に行くのが難しかったので、私が部活帰りに途中にあるデパートで購入することになりました。

金額は年齢が高い順に多く払うようにしました。どれにするか悩みましたが、どうにか予算内で白のつばの広い帽子を購入しました。

母の日当日、1階で母がテレビを見ているころ、2階に兄弟が集まり誰がプレゼントを持つか、何といって渡すかなどの作戦会議をしました。

作戦内容が決まりいよいよ渡しに行こうと足音をたてないように階段を降りていると、電話が鳴りました。電話の相手は単身赴任中だった父からでした。

嫌な予感は的中し、父は「母の日だから」「子供たちには何かしてもらったか?」など言ってしまい、母はその日が母の日だと気づいてしまいました。

サプライズで渡す予定が父の電話で台無しになりましたが、今となっては面白い思い出となりました。