一人息子が小学校3年生の時、二人で一緒にスーパーに行きました。
息子には、普段からお小遣いとして週200円渡していましたが、二人でスーパーに行くと必ず「一個だけお菓子買っていい?」一個ならと…、買ってやろうとかごにいれると、「さらに、もう一つ、あれもこれも…」とせがんできます。
そのくせ、渡したお小遣いはほとんど使わずに、自分の貯金箱に貯めている、親の目にもちょっと、ケチ?な我が子です。
そんな子供といつもの様にスーパーに行って、入り口付近にある、お花売り場の母の日ギフトのカーネーションを私が「綺麗な色だね?と」話しながら、何気なく眺めていたら、息子が
「ママ欲しい?どっちがいい?僕が買ってあげるよ、僕いまお金を持ってないけど、帰ったら払うから!」と、けちな息子から耳を疑うような事を言われました。
「ええ?ほんとに??!いいよ、そんな」と言いながら、内心は驚きと嬉しさでいっぱでした。
「大丈夫だよ。お金貯めてるから、買うよ!選んで!」と、しつこく言ってくれたので、結局、薄いピンクのフリルと濃いピンクの縁のついたフリルのカーネーションのブーケを買ってくれました
。家に帰ったら、こちらが何も言わないのにすぐに代金の500円を持ってきてくれて、ほんとに支払ってくれました。
テーブルに飾ったお花は綺麗だし、初めての子供からのお金のかかる贈り物だし、とても感激しました。
大げさでなく、いままでで、一番うれしい贈り物でした。