小学生の息子がお小遣いで買ってくれたカーネーション

一人息子が小学校3年生の時、二人で一緒にスーパーに行きました。

息子には、普段からお小遣いとして週200円渡していましたが、二人でスーパーに行くと必ず「一個だけお菓子買っていい?」一個ならと…、買ってやろうとかごにいれると、「さらに、もう一つ、あれもこれも…」とせがんできます。

そのくせ、渡したお小遣いはほとんど使わずに、自分の貯金箱に貯めている、親の目にもちょっと、ケチ?な我が子です。

そんな子供といつもの様にスーパーに行って、入り口付近にある、お花売り場の母の日ギフトのカーネーションを私が「綺麗な色だね?と」話しながら、何気なく眺めていたら、息子が

「ママ欲しい?どっちがいい?僕が買ってあげるよ、僕いまお金を持ってないけど、帰ったら払うから!」と、けちな息子から耳を疑うような事を言われました。

「ええ?ほんとに??!いいよ、そんな」と言いながら、内心は驚きと嬉しさでいっぱでした。

「大丈夫だよ。お金貯めてるから、買うよ!選んで!」と、しつこく言ってくれたので、結局、薄いピンクのフリルと濃いピンクの縁のついたフリルのカーネーションのブーケを買ってくれました

。家に帰ったら、こちらが何も言わないのにすぐに代金の500円を持ってきてくれて、ほんとに支払ってくれました。

テーブルに飾ったお花は綺麗だし、初めての子供からのお金のかかる贈り物だし、とても感激しました。

大げさでなく、いままでで、一番うれしい贈り物でした。

長く飾ってほしくて選んだプリザーブドフラワー

小学生のころから母の日のプレゼントは欠かさず贈っていました。いつも定番のカーネーションでしたが、母はそれでも喜んでくれました。

社会人になって、自分でお金を稼げるようになり、出せる金額も多くなりました。なので、社会人1年目にはいつもより大きな花をプレゼントすることにしました。

けれど、生花だとどうしても枯れてしまうので、長く飾ってほしいと思いプリザーブドフラワーにしました。

プリザーブドフラワーはまるで宝石箱のように綺麗にラッピングされていて、どれにするか小さな花屋さんで時間をかけて選びました。

生花と違って箱に入れられていたので、持ち運びもしやすく贈る側としても良かったです。

実家に帰省し、母に購入したプリザーブドフラワーをプレゼントしました。母はプリザーブドフラワーを知らなくて、長持ちする花と聞いて驚くと同時に喜んでくれました。

渡して数年経ちますが、今でも渡した当時と変わらない状態で部屋に飾られています。

サプライズ企画が父の電話で台無しに

私が高校生の時の母の日の体験談です。私は5人兄弟で、個人で母の日のプレゼントを贈ることもあれば、兄弟みんなで協力して贈る時もありました。

今回は兄弟で協力した時についてです。一番下は小学生で一番上は短大生と年齢差のある兄弟ですが、みんなで集まって何プレゼントするか話し合い、この時は帽子をプレゼントすることにしました。

それぞれ部活等で一緒に買い物に行くのが難しかったので、私が部活帰りに途中にあるデパートで購入することになりました。

金額は年齢が高い順に多く払うようにしました。どれにするか悩みましたが、どうにか予算内で白のつばの広い帽子を購入しました。

母の日当日、1階で母がテレビを見ているころ、2階に兄弟が集まり誰がプレゼントを持つか、何といって渡すかなどの作戦会議をしました。

作戦内容が決まりいよいよ渡しに行こうと足音をたてないように階段を降りていると、電話が鳴りました。電話の相手は単身赴任中だった父からでした。

嫌な予感は的中し、父は「母の日だから」「子供たちには何かしてもらったか?」など言ってしまい、母はその日が母の日だと気づいてしまいました。

サプライズで渡す予定が父の電話で台無しになりましたが、今となっては面白い思い出となりました。

シンガポールから贈ったユリ、母の日に間に合わず

数年前になりますが、母の日の少し前に友人とシンガポール旅行をしました。その時にシンガポールの百貨店で「ユリの花束を日本に送る」という企画が開催されていたので、ちょうど母の日のプレゼントとしても良いかと思いそちらをお願いしました。

ユリも何種類かあり、花束のサイズ(本数)なども指定できますが当然その場ですぐの発送ではないので実際に自分が選んだ花にはなりません。

日本までの送料も含めるとそれなりの価格になりますがサプライズとして喜んでくれると思って楽しみにし帰国しました。

その時の案内では発送に2週間位かかるとのことでしたが、日数的にも余裕があったので気にしていませんでした。

でも、実際には母の日には間に合わず二週間ちょっと遅れて届きました。

母の日に何も渡せないことが心苦しく、せっかくサプライズでびっくりさせたかったけど、とこの話しを教えたところ、母も笑って「くるのを楽しみにして待ってるね」と言ってくれましたが・・・。

私としてはやはりショックでした。

ただ、届いた花束はとても立派で日本で買うよりは送料を入れたとしても安く豪華な花束になっていたと思います。

さすがに可愛らしいラッピング・・・というわけではなく、段ボール箱のようなものに入っていましたが(笑)

でも、鮮度も問題なく綺麗な花でなによりユリが大好きな母はとても喜んでくれました。

今となっては笑い話ですが、当時は「さすが海外。いい加減だな・・」とイラっとしたのも事実です(笑)

ここ数年は鉢植えの花が定番

毎年、実母にプレゼントしている母の日のプレゼント。

何をあげようかいつも迷って、もらっても困らないお菓子やスイーツ、花束などをプレゼントしていたのですが、ここ数年は「鉢植えの花」で定着しています。

花や植物を育てるのが大好きで、またそれが上手な母なので、庭はいつも木や花であふれかえっています。なので、花や植物はいくらもらっても困らないそうです。

母は、鉢植えの花をしばらく楽しんだ後、花が終わると丁寧に処理して、花の終わった株を庭に地植えします。

ここ数年続けてそうしているうちに、庭の片隅に「母の日プレゼントのコーナー」が出来上がりました。

これまでにプレゼントした中では、紫陽花、マーガレット、ベゴニアなどが育てやすかったそうです。

実家を尋ねた時は時々一緒に庭に出て、これはいつプレゼントしたもの、あれは育てるのが大変で半分枯れちゃった、などとおしゃべりしたりするのも楽しみです。

母の日の贈り物は毎年あげるプレゼントなので、あまりかさばらず、形の残らないものがいいと思い込んでいた時期もありましたが、こんな素敵なかたちで生き続けるプレゼントって素晴らしいと、今では思っています。

若い印象で選んだ服と口紅でしたが・・・

母の日のプレゼントに洋服と口紅をあげました。

母には少しでも若くいて欲しく、母が普段選ばないようなタイプの洋服と口紅を選んだわけですが、プレゼントして、箱を開ける前のめちゃくちゃ嬉しそうな母の顔が印象的でした。

しかし、箱を開けた瞬間に!あれ・・・?みたいな顔をしたのを見逃しませんでした。

思えば母が絶対着ないようなタイプの服ですし、口紅に関してもつけたことのないような色味でしたので、かなり戸惑ったのかな?と感じました。

一瞬あれれな表情をした母ですが、すぐに、「自分では絶対に選らばない雰囲気のお洋服だし、口紅もこんな色をつけたみたかったのよ?」と言ってくれていました。

しかし、その後、1~2回洋服を着て、口紅をつけてくれていましたが、正直あまり似合っていなかったです(汗)

やはり年齢が行ってきた人(当時母は50代)にプレゼントする場合は定番のもの、本人が好みそうなものをあげるのが無難だな?と大変勉強になりました。

母の日に温泉旅行をプレゼント

母の日のプレゼントは毎年のことなので、そろそろネタもないかな?

と、思ったある年、たまたまテレビで母の日のプレゼント特集をしていて、物もいいけれど、思い出になるようなサプライズプレゼントも絶対喜んでくれると見たので、それは確かにいいアイディアだなと、その年の母の日のプレゼントは旅行を計画してプレゼントすることにしました。

まずは普段から母が行きたがっていた場所をリサーチ(金額的にも日程的にも国内一泊が理想でしたので、そのような流れで)関東が住まいなので、一泊でいけるとなると、北関東や熱海や箱根が無難かなと?さりげなく聞き出しました。

母はしばらく栃木県の那須へ行っていないから、久々に那須へ行ってみたいとのこと。早速栃木県の那須に絞り、お宿を探しました。

以前私が旅行で行ったことのある、那須のハーヴェスト東急ホテルが良かったので、今回もそちらに予約。

温泉も食事も良くて、翌日は那須のアウトレットに寄って、母の欲しものをプレゼントして帰宅しました。

ここ数年で一番喜んでくれた、母の日のプレゼントだった気がします。

お世話になった母に買ったブランドバッグ

私は高校を卒業して、一人暮らしをしながら短大と専門学校に行かせて貰ったので、兄弟の中でも一番お金がかかった子供だったと思います。

私が自分で生活できるようになり貯金は大してなかったけど初めてちゃんとした物を母にプレゼントをしようと思いました。

母はとにかくバッグが大好きで、たくさん持ってはいるのですがどれも安物ばかり。なぜか私は大昔に母と横浜に行っ時にキタムラのバッグを手にもって欲しそうにしていた母の姿を覚えていました。

子供が3人もいたので欲しいものを我慢していたのでしょう。だから昔からプレゼントするならキタムラのバッグと決めていました。

キタムラのバッグは50代60代でも身に着けられるような落ち着いたデザインでしっかりとしたつくりが私も気にっています。

値段は2万円。当時の私にとってプレゼントとしてはかなり高価なものでしたが、仕事でも使えそうなA4サイズの書類が入るものにしました。

母は「私の唯一のブランド品だ!」と大変喜んで、ぼろぼろになるまで使ってくれました。

今年の母の日も久しぶりに高級バッグをプレゼントするつもりです。

実母と実母姉、二人の育ての母とした旅行

私には育ててくれた母が二人いるので(実母と実母姉)毎年、母の日は二人にプレゼントをします。

二人の好みが全く違うので、プレゼントするものは違いますが、金額の違いがあると、そこは繊細に気がつくので(笑)同じような金額のプレゼントをするようにしていました。

ある年は私も含めて三人で母の日を楽しめないかな?と思いまして、三人で旅行をすることを提案してみました。

二人ともすごく乗り気でしたので、私が旅行をプレゼントするので、全て任せてくれないかと!全て計画をしました。

まずは三人分のお宿代金はばかにならないので(私は専業主婦なので)自分が使用しているクレジットカードのポイントを使っていくことに。

横浜の観覧車が目の前に広がるホテルがポイント使用可でしたので、そちらのホテルで、観覧車が見えるお部屋をリクエストしました。

夜はホテル近くの和食を予約して、その後はホテル内のバーにも招待して、楽しい楽しいひと時を過ごしました。

翌日はパンケーキを食べたことがないという二人でしたので、赤レンガのところにあるパンケーキの有名店に並んで美味しいパンケーキを食べて帰りました。

そんな思い出の母の日のプレゼントも何年かに一度はありだと思います。元気なうちに沢山親孝行をしたいものですね。

控えめな母が喜んでくれたバッグ

専業主婦で家族を支えてくれている母ですが、自分の物には一切贅沢せず、いつもプレゼントに何が欲しいか聞いても

「私はいいから自分の為にお金を残しておきなさい」

と言い大したプレゼントをしてあげたことがありませんでした。

そんな中、一緒に買い物に出かけた際に母がバックを見ていることに気づき、

「新しいの欲しいの?」

と聞くと

「今使ってるのそろそろ替え時なんだけど、中々いいのなくてね」

と決めかねていました。

結局その時はバックを買わなかったので、今度の母の日のプレゼントはサプライズでバックをプレゼントしようと思い、主人と一緒にバックを探しに行きました。

母はブランド物より、シンプルで使いやすいものを好むので、容量もたっぷりあって落ち着いたベージュのバックを買いました。

実家に行き、プレゼントを渡すととても驚いていましたが、照れながらも喜んでくれました。

それからすぐにはバックを使っていなかったのでなぜか聞いてみると

「なんかもったいなくて」

と言っていましたが、その数日後から使ってくれていました。

その姿を見るとこちらも嬉しくなります。