中高一貫校に通っていたため、中学校の卒業式は何の感慨もありませんでした。全員が同じ高校に進むのに、何が卒業式だ、くらいの感じでした。でもそれだけに、高校を卒業するときは感慨もひとしお。
6年間、友人によっては12年間も一緒だった友人たちが、これからは別々の道を進むと思うと何とも不思議な感じでした。
卒業式当日は、泣いている人が続出。普段不良ぶっている男の子たちまで廊下にうずくまって泣いていたのを覚えています。
私はというと、本当に本当に胸がいっぱいだったのですが、先に皆に泣かれてしまって、涙がこぼれることはありませんでした。
卒業式=涙のイメージがあっただけに、泣けなくて残念!卒業後も同窓会などでは必ず「泣かなかったよねー」なんて言われて、妙に悔しい思いをしました。
それでも今は、「卒業式に泣けなかった」というのが良い思い出として、私の中に残っています。