ROLEXの時計をゴミ箱に、父の無言のメッセージ

父の日のサプライズで父が日常生活でも使えそうなジャケットと靴下をプレゼントしました。

父は明るくいつもお酒ばかり飲んでいる不器用な性格です。突然の娘たちからのプレゼントに戸惑っているような様子ではありましたが、喜んでいました。

そんなある日、父の日の誕生日に兄がROLEXの時計をプレゼントしました。こころなし素直に喜んでいるという様子ではありませんでした。私はその時はなにも不思議に思ってはいませんでした。

後日、台所でゴミの買収日にゴミ箱のゴミを整理していた日のことです。なんと、先日父が兄からもらったはずのROLEXの時計がゴミ箱に捨ててあったのです。

私は驚きました。なぜなら父は未だにボロボロの千円の時計を大切に使用し、兄からもらった高級腕時計をゴミとして捨てたのです。

そこには父からの隠れたメッセージが読み取れました。兄から高級腕時計をもらう事が嬉しかったわけではない。そんな事よりももっと他に大切なものが沢山あるということです。

父は兄から高価なものを受け取りたいのではなく、家族でしか得ることのできない温もり、優しさ、笑顔、お金では買えない大切なものがあると言いたかったのです。

確かに兄はいつも名誉を求めていました。成功して誰からも認められたい。立派な家に住みたい、車がほしい。

しかし、あくまでそれは兄の夢であり、父の夢ではありませんでした。この事は今でも兄には秘密にしています。

プロが描く似顔絵ラベル、パンツ一丁姿の可愛いラベルが完成

お酒が好きな父にお酒のプレゼントをしようと思っていたものの、普通に送るのは芸がないなぁと思っていました。

そんな時、デパートの父の日特別企画で、写真を持参すればプロの方が似顔絵を描いてくださり、それをラベルにしてくれるというものがあったんです。

これはいい!と思い、カッコ良く写っている写真ではなく普段通りのパンツ一丁でリラックスしている父の写真を持っていきました。

確か出来上がりまでは1週間程あったと思いますが、想像以上に可愛く、「いつもありがとう」というメッセージも味のある字で大満足の仕上がりでした!

色々なお酒を飲んできただろう父も、まさか自分のイラストが入ったお酒をもらうなんて思ってなかったようで、照れながらもとても喜んでくれました☆

母の日は割とすぐに決まるのですが、父の日は選ぶのにも一苦労なので、こういう企画が沢山あると嬉しいなぁと思います。

私自身も出来上がりがとても楽しみでワクワクできたし、今でも印象に残っている父にあげたプレゼントです。

低コストでオリジナル度大!オリジナルデザインジョッキ

父の日は毎年何をプレゼントするか迷ってしまいます。

仕事でネットショップの講習会に参加したとき、母の日や父の日で名入れをするサービスがあることを知り、これだ!と思い名入れのジョッキグラスを注文することにしました。

でも、ただ名前を入れるだけではつまらないなと思い色々調べてみると、自分でデザインしたものをジョッキグラスに彫ってくれるお店があり、そこに頼むことにしました。

父の名前や父の干支の柄を入れ、世界に一つだけのオリジナルのジョッキグラスが出来ました。価格も3,500円と低コストで出来て大満足!

父も大変喜んでくれましたが、もったいなくて使えないと5年ほど大事に飾られていました。

今まで使っていたグラスが割れたことをきっかけに、私がデザインしたジョッキグラスを使ってくれるようになりました。

「ジョッキグラスが大きいから、お酒量が増えて大変だ?」と困ったように、でも嬉しそうに言って毎日使ってくれているようです。

また、別の機会に記念になるようなオリジナルのものを贈りたいです。

世界にひとつの小さなお散歩なお供、iPod shuffle

我が家は三姉妹です。三人で何をあげようと考えた結果、昨年はiPod shuffleにしました。

手のひらで握れてしまうほどの、とても小さなもので何の音楽が流れているのかなどはわからない欠点もありますが、何より小さいのは便利でランニングなどのお供にとても最適なものです。

父親はスマートフォンではなくガラケーで、スマートフォンに興味や憧れはあるものの、おそらくスマートフォンに変える事はないだろうといった感じの人で、こんな小さなものの中に何百曲も入る、散歩で持ち歩けるといっただけでもきっと驚いて喜んでくれるだろうと決めました。

カラーのバリエーションもかなり豊富で選ぶのも楽しかったです。逆に普段選ばないような明るいカラーにしました。

何よりオススメなのは文字が入れれる事です!名前、メッセージなどどうしようか?thank youにしようか、名前がいいかととても悩みました。

世界にひとつの小さなお散歩なお供、とても素敵なプレゼントが出来ました。演歌など借りてきて曲をたくさん入れてプレゼントしました。本当に喜んでくれていつも使ってくれています。

28年分のありがとうをこめて、お花とネクタイを

私と父は年がそんなに離れているわけではありませんが、父が若くみられるのか、ショッピングなどで一緒に街に出ると、兄弟のように間違えられます。

見た目もそんな感じなので、日常生活でも、親子というよりかは、まるで、お互いに兄弟のように振る舞っているところが多く見受けられます。

したがって、あらたまって父の日にプレゼントをあげるということは、私が保育園に通っていたころを除いて(保育園で父の日用のプレゼントを作って渡す、なんていうことがかつてはよくありましたよね?)皆無でした。

しかし、私も年をとり、結婚をしてから、父の存在の大きさを改めて実感するようになりました。

主人の“お義父に感謝の気持ちを表してみたら?”という言葉を受け、物心ついてからはじめて、父の日にプレゼントを渡そうと決心したのです。

でも、いざ渡そうとすると照れが生じてしまったのが正直なところで、そこで、直接渡すのではなく宅配業者に依頼することにしたのです。

そして父の日の当日。プレゼントの内容としては、お花にネクタイという、非常にベタな組み合わせ…。特に手を加えたものではありませんでした。

しかし、荷物を受け取った父からの電話から聞こえてきたのは、いままでに聞いたことのないような父の喜び、弾んだ声でした!

あまりの喜びように、私のほうが驚いてしまい、電話口で改めて感謝の気持ちを述べるのが恥ずかしくなってしまうほどでしたが、とにかく28年分のありがとうは届いたのかな?と感じています。

今年もまた父の日がやってきます。今度はどんなふうに父を驚かせようかと、今、主人と一緒に考えているところです。

 

幼い頃は毎年バラを、大人になって贈った財布

私の父は家族の誕生日や記念日をちゃんと覚えていて、いつもプレゼントを用意してくれていました。

小さい頃は自分たちが何かもらえるのは当たり前だと思っていましたが、そういえば父はよく忘れられるのだと気が付きました。母が記念日などあまり覚えなかったので、父自ら言わない父の日などは意識に無いようでした。

私も中学生くらいからは父の日にお花を買いに行って父に渡したりするようになりました。なぜか父の日と言えばバラの花だと思っていたので、毎年バラの花束でした。

大学生になってアルバイトをするようになると、もう少し値の張るプレゼントをしようと考えました。ネクタイやハンカチの他には思い浮かばず、ようやく考えたのが財布でした。

その頃自分でも小銭入れ以外の札入れを使うようになっていたので、大人の財布も選べると思いました。

デパートの財布売り場であれこれ見比べました。父が使っていたハンカチと同じブランドなら良いかと、カルバン・クラインの折り財布にしました。

父はびっくりしながら喜んでくれましたが、自分が何度か財布を換えた頃に思い至りましたが、財布は使う人の好みがあったのだということです。

外見ではなく中の仕様です。あの財布は父にとって使いやすかったのかどうか。

多分カード類を多く持たなかったので、仕切りなどにこだわりがなかったのかなとは思いましたが。

今ではもう父の日にプレゼントすることもできなくなりましたが、懐かしく思い出されます。

低コストで良いものが中々思い浮かばないプレゼント

小学生、中学生のころわ一生懸命貯めたお金でネクタイや靴下をあげたのを覚えています。

あげた次の日に使っていてくれたり毎年お手紙もそえていたなと思いますが、年々、手紙もなくなりコストも安くなり、確かあげなかった年もあったと思います。

がもう立派な親になり、あげる人が2人に。一昨年の父の日、悩んだあげく夏用のステテコをプレゼントしました。が着ているのか姿をみたことがありません。

去年の父の日、悩んで悩んで悩んだ結果、安めのTシャツを購入し父親、義父にわたしました。が、一度も着ているのをみたことがありません。

今年着るのですかね。嬉しいのか恥ずかしいのか、それても気に入らなかったのかわかりませんが、何をあげていいかずっとずっと毎年悩み、前日に買う、という感じが毎年続いています。

今年は何をあげようか今からすでに悩んでますが、低コストの物と思いますがなかなかいい案がうかびません。とりあえず毎年毎年忘れないようにしたいです!!

喜ばれた名前入りの焼酎ボトル、喜ぶ顔が楽しみ

我が家では毎年、父の日のお祝いとして家族で食事会を開いています。

合わせて毎年プレゼントも渡していますが、同じものを上げないように、あるいは、同じものになってしまっても少し変化をつけてプレゼントするようにしています。

私の父はお酒が好きなのでお酒に関するものをプレゼントする事が多いのですが、最近のプレゼントでは、名前入りの焼酎をプレゼントしたところ、大変喜んでくれました。

これは、お酒が飲み終わってボトルが空になっても飾っておいたりできるので非常にお勧めです。

何より、自分の名前が入っているのでオンリーワンの特別な感じがするのでとても喜んでもらえました。現在でも、大切に保管してくれているので私自身もあげてよかったと思います。

プレゼントされる側は、よほどのものでなければ嬉しいと思いますが、プレゼントする側もあげた時に喜こぶ顔を見るととても嬉しいです。

どんな日でも贈り物をあげるというのは、双方が幸せな気分になれるので素敵な事であると思います。

贈って3日で割れた湯のみ、頭を悩ませる父の日の贈り物

毎年やってくる父の日プレゼントって何にしたらいいのだろう?と思っている方も少なくないと思いますが、私もその中の一人です。

母の日のプレゼントは毎年すんなり決まりますし、また母がこんなものが欲しいと希望をだしてくれるので、プレゼントする側も選びやすいのですが、父はと言うと。

「プレゼントは気持ちでいい」とか「特に欲しい物はない」とか、毎年そんな感じです。

なので、毎年同じようなものばかりプレゼントすることが多いのですが(ちなみに数年前から、ゴルフウェア、カジュアルなポロシャツ、ちょっと高めの焼酎)ある年のプレゼントは夫や母と相談して、焼酎や珈琲、日本茶を入れてもいいような素敵な焼き物の湯のみのような物にしました。

こだわったので、お値段もそれなりにしまして、凄くいいものをプレゼントしました。父も満足そうな笑顔で大変気に入ったようで、良かった良かったとなりました。

しかし、数日後に母がなんと湯飲みを割ってしまったんです。満足してもらってからたった3日で。

それから誰かにプレゼントする物は食器をさけるようになりました。今年の父の日は何にしましょうか?今から考えないとです。

27年ぶりに再開した父に初めて贈った帽子

私が5歳の頃両親が離婚し、私は母に引き取られ、父とは生き別れました。それから27年ぶりに再会してすぐに、父の日がやってきました。

父に再会するまでは母から父の事を悪い人と聞いていたため、父に対しては当然悪いイメージしかなく、私には父の日とは無縁だと思っていました。

再会して父が良い人だと分かってから、父を慕い、父の日には必ず何かプレゼントするぞ、と思ってました。

でも、父の好みすら分からない私は、何をあげたら良いかとても悩みました。友人や会社の上司にも相談しました。

上司は、父親というものは子供からもらうものなら何でも嬉しいものだから、自分があげたいものをあげれば良いのでは?と言ってくださいました。

その言葉を聞き紳士服店に行き、ふと目についたのが帽子でした。父に似合いそうな帽子を自分なりに選び、渡しに行く時はドキドキしましたが、父は涙を流して喜んでくれました。そして、泣きながら帽子をかぶってくれました。

再会して10年経ち、毎年父の日に何かプレゼントをあげてますが、あんなに悩みドキドキしたのはあの時だけです。父は今も私のプレゼントした帽子を使ってくれています。